
事故物件と呼ばれる不動産に住むというアルバイトは、もしかしたら都市伝説と思っている人も多いかもしれません。しかし、現実にはこういったアルバイトも存在しており、一定の需要があることは事実。では、なぜ裏バイトと呼ばれてしまうのかという点と、なぜ事故物件ができるのかという点からご紹介したいと思います。
事故物件と呼ばれる賃貸マンションやアパート。たとえば、自殺や殺人事件などが起こると、訳あり物件ということになってしまい、入居希望者に告知しなければならない義務があります。しかし、その間に一人が数ヶ月間住めば告知を行う必要はなくなるという判例がありました。そのため、事件が起こった後でこれらの処置をとる必要があります。最近では、こういった方法は減っているという問題もあります。
都心部のマンションなど、孤独死や自殺してしまい、そのままひとつの部屋が使えなくなってしまうというケースも多いと思います。誰でもそうだと思いますが、事故があった不動産では暮らしたくないものでしょう。こういった背景もあって、タダで入居できるという点がメリットになるのです。
訳あり不動産への住み込みは、アルバイトの報酬が期待できます。また、家賃もかからないため、実際の収入以上にリッチな生活ができる可能性も高いでしょう。ここでは、アルバイトとして事故物件に住み込むにあたって、現実的な生活スタイルについてご紹介します。
事故物件での生活で得られる報酬はいくらになるのか、というと、正直なところあいまいだという結論になってしまいます。それは、精神的負担に対して費用が支払われることから、一概に費用を出しにくいからです。一説によると、年収300万円程度が期待できるとも言われています。もちろん、家賃もありません。
アルバイトとして事故物件に住み込む場合、一定期間、大体数カ月程度の暮らしになることが多いと思います。もちろん、お金はもらえますし、継続して生活ができるというメリットがあります。ただし、最近では訴訟リスクもあるため、こういったアルバイトは減少傾向にあります。不動産業者側に確認を取り、それ相応の働き方を検討するというのもよいかもしれません。